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■ 家庭菜園奮闘記_______趣味の菜園での工夫や努力を紹介

家庭菜園奮闘記(その61)

今回は、個別の野菜栽培で私が工夫していることを紹介したいと思います。 農家ではなく自家使用の家庭菜園ならではの工夫をご覧ください。 第1弾としてホウレンソウの栽培を紹介いたします。

家庭菜園での効率的な栽培方法・・・・・・ホウレンソウ

 家庭菜園では販売目的の生産農業と異なり、自家消費が殆どであるためそれぞれの野菜の旬に大量に収穫すると食べきれなくなり、親戚や近所に配ることになる。 最初は喜んでいたご近所もあまりもらいすぎると却って迷惑がられたり、またご近所に配り歩くのも手間がかかって大変なのでつい畑で腐らせることになったりしがちで有ると思う。 こうならないためには自家消費できる分だけ順次収穫できるような栽培計画が家庭菜園では効率的な栽培方法となる。 今回は私が行っているホウレンソウの栽培手順等を紹介したい。 これは葉物野菜である春菊や小松菜などにも適用できると思います。

 ホウレンソウは種を蒔いて育てるのですが春蒔き秋蒔きが有るので、適正な時期に種蒔きをすればほぼ1年中収穫することが出来ます。 下図のように種の袋には播種時期と収穫時期が表示されているので、その表示に従って種まきを行います。

      

 次の写真のように私は種まきに発泡スチロールの空き箱を使っています。 電化製品などを買ったときの梱包材をとっておいたものです。 これの底に10mm程度の水抜き穴をいくつか開けるのです。 用土は市販の種まき培土が良いのですが、結構高価なので下部は使い古しのプランター用土を再生したものを用い、表層1cm程度だけ購入した種まき用土を使っています。

 用土の再生とは、プランターで花などを育てて枯れた後の用土に石灰油粕、発酵鶏糞、もみ殻などを適当に混合して、空いたプランターなどに入れてしばらく養生します。 

 私は結構種まきや鉢の植え替えを頻繁に行うので、大きめのプランターを8個使って混合土の養生をしており、古い再生土から順に使っていますので1か月以上養生していることが普通となっています。

 これに種を2cm程度の間隔で蒔くと1週間程度で芽を出してきます。 

 

           

 更に1週間ほどすると苗はかなり大きくなります。

             

 このくらい大きくなれば畑に定植します。 定植する畑は予め施肥、耕起し畝を作ってマルチシートをかけておきます。 ここに苗を定植するのです。 私は10cm間隔程度で定植しています。

           


 定植した後、根元はもみ殻で覆っています。 これは土の乾燥防止と大雨の時の水撥ねで葉に土が付着するのを防ぐためです。 土の中には雑菌が沢山いるので植え替えたばかりの免疫力がない小さな苗に土が付くと腐ることがあるからです。

          


 1回に定植するのは夫婦二人なら10本前後で十分です。 結構大きくなるので、おひたしや炒め物に使うには1回に2~3本収穫すれば十分だからです。 

 順調に成長すると2~3週間で下の写真のようになります。 大きなものから順に収穫すれば残った苗は陽当りがよくなり葉を広げやすくもなるのですぐに大きくなります。

        

 この一連の作業を繰り返せば、ほぼ1年中収穫を楽しむことが出来るのです。 時期によって成長のスピードが違うので一概には言えませんが概ね月一程度の間隔で種まきを行えばいいように思います。 ぜひ試してみてください。

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