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■ 家庭菜園奮闘記_______趣味の菜園での工夫や努力を紹介

家庭菜園奮闘記(その69) 去年の暑さと「ウド」のお話

去年の暑さと「ウド」のお話

 昨年の夏は記録的な暑さで、しかも雨が少なく大変な年でしたね。 私の菜園は30m程離れたところに有る池の水を小さなエンジンポンプで菜園まで送水して潅水に使っているのですが、8月中旬に池が干上がってしまいました。 菜園の脇に500ℓの水溜用タンクも設置しているのですが、これも数日で使い果たして、ついに菜園に潅水できなくなってしまいました。 その結果、葉物野菜のホウレンソウや春菊などは全滅してしまいました。

 菜園の外にウドを植えてあるのですが、ウドはあまり手入れをせずとも毎年春に新芽を出すので美味しくいただいています。 しかし昨夏は余りにも暑くて雨が降らないので、時々ウドにも潅水していたのですが、水が無くなってとうとう潅水できなくなってしまいました。 すると大きく育っていたウドが枯れ始めたのです。 しかし、水不足はウドだけではなく菜園全体でしたから放置しておくより手立てはありませんでした。

 とうとうウドは枯れて全滅かと思っていたところ、9月になって雨が多くなってきたら枯れた根元から再び新芽が出てきて秋にはほぼ元通りの大きさに復活しました。 ウドは生き残るために極端な水不足になると地上部から水分が蒸散するのを防ぐために一時休眠するようです。 そして水が十分に供給されると再び光合成を求めて地上部を作るようです。

 植物の生き残り戦略に感心していましたが、今年の春にそのウドが芽を出したのを見るといつもの年に比べて、芽が極端に細いのです。

 

 写真で見ると地面が見えますが、いつもの年なら太い幹に枝葉が沢山茂るので今頃は地面が見えなくなっています。 

 昨夏の暑さと水不足で瀕死になったウドは一時休眠し秋に再び芽を出したときに、春から夏にかけて根にため込んだ養分をかなり使ってしまったのでしょう。 人間なら1ヵ月も水がもらえなければ全員死亡しますが、ウドは地上部を枯らして蒸散を無くし、根の水分を保つことで秋まで我慢して、したたかに生き延びるのでしょう。 太古の昔から生き延びてきた生命は、非常時にいろいろな生き延びる知恵を持っているからこそ生き残っていることがよくわかる出来事でした。

 今年も昨年同様に暑くなる予感がしますので、写真で見るように根元に大量のもみ殻を施しました。 もみ殻を厚く敷けば土中水分の蒸発が抑えられて雨が少なくても乾燥しにくくなります。 暑くて水不足の夏が来ても頑張って成長して、来春は太いウドも芽を収穫できるように、また頑張って生きているウドに対する私が出来る応援の形です。

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