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■ 家庭菜園奮闘記_______趣味の菜園での工夫や努力を紹介

家庭菜園奮闘記(その68) 今冬の菜園

今冬の菜園

 今年の冬は気温があまり下がらず、雪も少なく暖冬で過ごしやすかったですね。 一晩で20cm程度の積雪が2回ありました。 東京なら大雪だと騒ぐでしょうが富山では生活に影響することは殆ど無いレベルでしょう。 暖冬だったおかげで菜園に通うことも出来たので、冬でも結構収穫していました。 今冬の菜園の様子を紹介いたします。

 毎年大根白菜は雪が降る前にある程度の量を収穫して、大根は自宅庭に埋め白菜は新聞紙に包んで勝手口保管をしていました。 しかし今年は秋から暖冬予想だったので、大根や白菜は畑に置いたままで随時収穫していました。 予想通り暖冬だったため、畑で収穫できなかったのは降雪後の3~4日のみで、殆ど雪で収穫が出来ないということが無く過ぎた冬でした。

         

 寒い年には大根白菜の地上部が凍り、その部分から腐ってくるのですが今冬は凍結するほどの寒さがあまり来なかったので大根は写真のように元気に育っています。 白菜は収穫して家に新聞紙でくるんで置いておくと腐らず春まで食べることが出来ますが、徐々に水分が抜けて食感筋っぽくなってくるのです。 今年は畑に置いたままなので今頃になると頂部が少しやられていますが内部は大丈夫で美味しくいただくことが出来ます。 しかし、春が近づいてきたので葉が少し開いてきました。 もうすぐ中から菜の花が顔を出すのでしょう。 菜の花つぼみのうちに収穫し、美味しくいただくことが出来ます。

 ホウレンソウは防寒覆いをしないと冬は乗り切れませんので、雪が降る前に覆いをしました。

                                        

 覆いが有ればその中で冬でもホウレンソウは成長します。 陽が弱いので写真のようにやや軟弱に育ちますが、軟らかくて美味しいものが収穫できます。

 春が近づくと分葱(わけぎ)が芽を出してきます。 下の写真は昨秋に球根を掘り上げて植え付けたものです。

 わけぎの一部に防寒覆いとして透明シートをかけてみました。 写真で見るように防寒覆いをすると成長はぐんと早まります。 覆い無しと覆い有りとすれば時期をずらして収穫出来るので、楽しむ期間が長くなります。 今年はホタルイカが昨年よりもとれそうで、一緒に酢味噌和えで楽しもうと思っています。

 昨年夏の暑さに負けてあまり大きくならなかったネギもいまだに小さいので一部に防寒覆いをかけてみました。

 10日余りで写真のような差になりました。 少し保温をするだけでこんなに差が出来るのです。

 アスパラは収穫を始めて3~4年が経ちました。 毎年立派な芽が出てきて美味しくいただいています。 今年はまだ芽を出しませんが、10株程あるので下の写真のように、その一部に透明シートの覆いをかけました。

         

 昨年覆いをかけたところ芽が出るのが数日早くなりましたので、今年もかけてみました。 アスパラは毎年同じ場所で芽を出すので、肥料不足になりがちです。 そこで毎年秋に地上部が枯れたら撤去し、発酵鶏糞をたっぷりと表面に散布しておくのです。 冬の保温施肥を兼ねて与えているので太いアスパラが長期間生えてきます。 昨年は3月下旬から9月下旬まで半年間収穫することが出来ました。 一部に防寒覆いをすることにより、より早くより永く楽しむことが出来るのです。

 昨夏の暑さで大方の苗が枯れてしまったイチゴも残った苗につぼみが出てきました。

        

 写真のように今年のいちご苗は昨年より小さく、元気さもいまいちです。 これから暖かくなって成長し、美味しい実が沢山実ることを祈るのみです。

 冬は家庭菜園をあきらめて世話をしない人が殆どではないかと思います。 確かに大雪の年は雪に埋もれて近づくことさえ出来ない年もありますが近年の温暖化で大雪の年は少なくなり冬でも菜園に行けることが多くなりました。 このように少し防寒覆いをするだけで冬でも菜園で収穫できる年が多くなったのです。 

4月になると菜園作業も本格的に忙しくなります。 今年も頑張って美味しい作物を沢山収穫したいと思っています。 今年も猛暑かな? 今から猛暑対策も考えます。

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