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■ 家庭菜園奮闘記_______趣味の菜園での工夫や努力を紹介
家庭菜園奮闘記(その64) トマトが豊作です
トマトが豊作です
今年は梅雨が短く7月中旬から酷暑が続いているため、トマトが美味しく出来る上、大豊作で毎日大量に収穫できます。 トマトは乾燥が好きな植物で、しかも雨が多いと実が腐るので雨除けをかけないとまともなトマトが収穫できないような年もありますが今年は雨除けも要らず、他の葉野菜が暑さでどんどん枯れていく中、超元気に実っています。
トマトはリコピンやクエン酸、各種ビタミンやケルセチン等々体に良いとされる栄養素が豊富で、「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われるくらい健康に貢献する食物です。 毎年何本かの苗をホームセンターで買ってきて育てています。
スーパーで買ってきたトマトって、おいしいと思います? スーパーで売っているトマトは完熟になる前に収穫し、店頭に並んだ時に完熟近くの最もおいしそうに見えるように調整して出荷していますから、自分で育てて完熟してから収穫して食べるものとはどうしても味に差が出ます。 おいしいトマトを食べたければ自家栽培しなければなりません。
ホームセンターでは多くの種類のトマト苗が販売されていますね。 初めてトマトを栽培する人はどれを買ったらいいか迷うと思います。 最も育てやすいのはミニトマトでしょう。 これはプランターでも容易に栽培出来ます。 しかもミニトマトは品種改良が盛んでおいしい品種がどんどん登場しています。 普通のミニトマトに加えて昨年から私が気に入って数本栽培しているのが薄皮ミニトマトです。
左:普通のミニトマト 右:薄皮ミニトマト
調べたら最近薄皮トマトが開発され「あまプル」「ぷるるん」「プチぷよ」などという商品名で苗や種が売られているようです。 大きさや形状が若干不揃いで、皮が薄くて傷付き易いためスーパーなどの流通網に乗らず、自家栽培専用品種のようです。 ミニトマトはとても甘い品種もどんどん登場していますが皮が硬くて口の中に残るのが難点でした。 しかしこの薄皮品種は皮が全く気になりません。 独特の食感で味わえるのは育てた人の特権です。
もちろん大玉トマトや中玉トマトも栽培しています。
大玉トマトは画期的な新品種があまり出てきませんね。 毎年「桃太郎」という品種を作っています。 甘さもほどほどで安定して育てやすい品種です。 中玉は甘いと謳ってある苗を1本ずつ計4本買ってきて植えてみましたが、どれも同じように育ち、味も大変わりしませんでした。 甘さはそこそこでどれも豊作です。 実の数はミニトマトが多いのですが、収穫量は中玉トマトが最も多くなります。
トマトを美味しく育てても盗難対策をしなければ人間の口に入るのはわずかとなってしまいます。 畑の周囲は電気柵で囲ってあるので獣は入ってきませんが鳥は空から自由に入ってきます。 盗っていく犯人はからすやムクドリといった鳥たちです。 毎年鳥害に悩まされるので今年は早めに対策をしました。
鳥もトマトが赤くなると美味しいということを知っているので青いうちは食べません。 トマトは下の方から赤くなってくるので少し色づいてきたら先ず周囲を網でしっかり囲います。 下の方は主にカラスが狙うのです。 だんだんと上の方も実ってくるので写真のように水糸を張ります。 上の方は主としてムクドリのような小型の鳥が狙うのです。 鳥は羽を痛めるのが怖いので、水糸を張って有れば飛んでこないのです。
この対策で今のところ鳥害は全くありませんが、トマトは支柱を超えて更に上へ伸びています。 水糸は支柱の無いところには張れませんので上の方はこれから鳥が食べに来るかもしれません。 菜園活動は病気、害虫、害獣、害鳥といったいろいろな敵との闘いでもあるのです。