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お知らせ・ブログ
■ 家庭菜園奮闘記_______趣味の菜園での工夫や努力を紹介
家庭菜園奮闘記(その57) 冬の菜園
冬の菜園
今年は冬将軍の到来が早かったですね。 これからの雪はどうなるのでしょうか。
冬は農園作業がほぼ停止する時期ですが、野菜は冬の間も頑張っています。 雪の降る直前の菜園状況を公開します。
秋に収穫が終わった畝は有機肥料と石灰などを施してよく耕し、再び畝を作ってマルチシートをかけます。 マルチシートをかける際に気を付けることは土に水分が十分あることを確認することです。 乾いた土の場合はシート掛けの前に、充分散水をします。 マルチシート内はけっこう暖かくなるので水分が十分あると施した有機肥料の熟成がすすみ、来春には野菜を植え付けるのに最適の土となってくれるのです。
マルチシートの間は春になって雑草が生えないように防草シートを敷き詰めます。
3月末から8月まで本当に沢山芽を出して美味しくいただいたアスパラは地上部が全部枯れたので、切り取って処分しました。 アスパラは茎枯れ病にならないよう、枯れた地上部はすべて撤去して焼却した方が良いのです。 その上に来春の肥料として発酵鶏糞を散布しました。
冬の間も枯れずに頑張っている野菜もたくさんあります。
大根、白菜はかなり収穫もしましたが、まだ畑にいくつも残っています。 大根は自宅に持ち帰りプランターに入れてもみ殻で保温しておくと春まで食べられます。 この時、葉以外の根の部分はすべてもみ殻で覆って寒気が直接根に当たらないようにします。 寒気が当たって根の中の水分が凍結すると、そこから腐り始めるのです。
以前、白菜は雪が降る前に全部収穫して自宅の勝手口に新聞紙に包んで保管していました。 こうすると春まで食べられますがだんだん水分が少なくなって、食感が筋っぽくなってくるのです。 そこで近年は畑に置いたまま寒さでやられやすい上部半分ほどシートを巻いて保温したり、広がった葉を上部に巻き付け縛って保温したりしています。
大雪が降り積もると収穫できなくなるのですが、そこそこ融けたころに掘り返して収穫するのです。 こうすればみずみずしいままの白菜をいただくことが出来ます。
春菊もまだ青々と茂って、おいしそうに育っています。 雪が降ると寒さと雪の重さでやられてしまうので、もうすぐシート囲いをして保温します。 保温しておけば冬も青々したままでいつでも収穫できます。 春になるとすぐにまた成長しだします。
ねぎは夏の暑さで弱り、今年はあまり太く育ちませんでしたが家で食するくらいは何とかなりました。 来年は植え付け深さや時期を変えてみようと思っています。
11月中旬に蒔いたラディッシュをシート保温しておいたら、食べられるくらいに育ってきました。 この時期害虫が少ないので葉も虫食い一つないきれいな上品質のラディッシュが出来ました。
ホウレンソウもシートの中で成長中です。 秋撒きのホウレンソウは保温シートの中で冬でも少しずつ成長します。 大雪で埋もれてしまうと収穫は大変ですが、雪が融ければ収穫して美味しくいただけます。
人参も育ってきました。 人参はこのまま雪の下になっても寒さでやられることはなく、雪を除けて収穫すればいつでも食べられます。 雪の下になった人参は一層甘みが増します。
このほかにもイチゴやスナップエンドウ、タマネギ、無臭にんにくなどが春になったら伸びようと準備している姿があります。
菜園わきに数本あるイチジクは今年も沢山実って、おいしくいただきました。 あまり沢山出来たので、多くの人におすそ分けも出来ました。
葉が落ちたこの時期は剪定の適期です。 剪定のポイントは雪で枝が折れないように切り詰めることと、来年伸びる枝が密にならないように、また伸びた枝に実る実が収穫しやすいように、高く伸びた枝や垂れ下がった枝など不要な枝を間引くのです。
このように、雪の下になっても頑張って成長している野菜もありますが、雪の下になると収穫もままならず、少し融けたころを見計らってたまに収穫に行きますが施肥や耕起はできず、本格的な菜園作業は来年3月初旬までお休みとなります。 来春の菜園は、畑下のり面のふきのとうの芽吹きから始まります。