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■ 令和の日本列島改造論____日本人が豊かで幸福に暮らすには、今日本をどのように変えていけばいいかを論ずる■ 日本を変える政策論_____日本を世界一幸福な国にする為に政治は何をなすべきかを考える 【 政治家必読!】

令和の日本列島改造論(その4) 持続可能な医療制度を作れ

持続可能な医療制度を作れ

日本は国民皆保険が定着し、世界の中でも医療体制は充実している方であるが、高齢化や高度医療の進歩などで支出は増え続け、働く世代の健康保険料率は今後も上昇し続けることとなろう。 現在の体制で医療制度が持続できるのか、私は甚だ疑問であると思っています。 将来にわたって現役世代が負担可能な保険料で満足する医療を提供してもらおうとするには、抜本的な改革が必要だと考えます。 それでは、どのような改革が出来るのでしょうか。

改革その1——–総合診療医の普及を!

現在の医師は西洋医学を中心に学び、病院の診療科も内科、外科、精神科、皮膚科等々細分化されており、患者の病状原因判定が合理的であるとは言い難いため、近年総合診療科という、特定臓器等にとらわれず心身を含めた全体的に個々人の病気の原因を把握しようとする科が設けられているが、まだ一般的に普及しているとは言い難い。

例えば、腰が痛いといって整形外科へ行けば、問診の時間はわずかでレントゲン検査をはじめいろいろな検査をされ、それらしい病名も付けられる。 しかし、「内臓からきている症状であるか」や「精神的な問題からきている症状であるか」ということは、ほとんど検討されない。 結果、原因が外科的要因であれば治療効果が発揮されるが、そうでなければほとんど効果は望めず、検査や薬の費用は無駄となる。 総合科は経験豊かな名医を配し、問診を重視して可能性の高い疾患を見定め、確率順に専門科受診を勧めるのが効率的であろうと思います。 専門科受診以前に生活習慣改善やサプリ、マッサージ程度で改善する可能性が高い人はその方向を勧めるのです。

改革その2———名医の知見をAIに!

その1で書いた総合科名医は全患者を診るほど沢山育てるのは容易ではないと思われます。 その解決のためには、一定の総合科名医が育ったら、その先はAIに頼るべきであろうと思います。 名医知見や膨大な臨床データAIに覚えさせ、まず、患者にはNET経由で、家でAIに症状を申告させ、AIからの質問に答えさせるのです。 それらの結果から生活習慣を変えて様子を見るのか、特定の運動やサプリを勧めるのか、専門医の受診を勧めるのかなどをAIが判断し診断結果票を発行するのです。 専門医の受診を勧める場合は、近くのおすすめ医院リストを提供し、初診時には当該診断結果票の持参を義務付けるのです。 このようなシステムとすれば患者は、自分の症状であれば何科にいけばよいかと悩む事もなくなり、検査や投薬も的確なものとなろう。 「医者を選ぶも寿命のうち」というように、同じ医者でも個人の能力差は大変大きいが、AIの判断には個人差は現れず一定以上の能力は担保されます。 また、受診した専門科の治療で症状の改善が見られない時は、再びAIシステムに検査結果等を入力し、次に受診すべき診療科をリストアップさせるのです。

AIは、最初のうちは頼りなくても、知見が蓄積すればどんどん賢くなっていきます。 今や将棋も碁も人間はAIに負けています。 医療の判断も新しい知見を逐次教え込むことで、どんどんAIは名医となっていきます

特にいいのは、人間の名医はいつの日か認知症になったり死亡したりして知見の蓄積が消えてしまいますが、AIの進歩は永遠に続くことです。

働く世代がどんどん減少し、病院の世話になる頻度が多い老齢世代が増えることが明白な今、抜本的な対策をしなければ医療保険制度の破綻は目に見えています。 厚労省は成り行き対策で保険料の改定を繰り返すのではなく、制度が永続するシステムを構築してほしいと思う。

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