- HOME >>
- お知らせ/ブログ >>
- 記事詳細
お知らせ・ブログ
■ 交通問題__________日本の交通をもっと合理的に、スムーズにする方法を考える
左方車優先__皆が幸せになる合理的方法
今回は、またまた交通ルールのお話です。 今回の「左方車優先」はネット掲載のいろいろな人の意見も見てみましたが、合理的説明や理解がされていないような気がします。 私の考え方は常に「みんなが幸せになる合理的方法はなにか」という視点に基づいています。 ご意見をお待ちしております。
左方車優先
あなたは、混雑した交差点で右左折するとき、どうしていますか? 道交法では左方車優先の原則があり、交差点で右左折車が合流する場合、左折車が左方車となりますので、右折車は左折車を先に行かせることとなります。 このことを曲解し、渋滞中の交差点でも、左折車が続いていると全く進行しようとしないで、信号が変わって左折車が停止したらやっと進行する右折車をよく目にします。 結果、右折車側は1回の信号当たり1~2台の車しか進行できず、後ろは大渋滞に陥っています。 それでは、このような事態に陥らないためにはどうするのがいいのでしょうか。
そもそも、左方車優先とは、あくまで優先であって右折車は進行してはならないのではありません。 道交法では優先側車両の「進行を妨害してはならない」と書いてありますので、妨害しなければいいのです。 言い換えると、先方が「お先にどうぞ」と譲ってくれれば、優先側でないあなたは、進行することに何の問題もありません。 混雑した交差点では、どちらも渋滞しているわけですから、優先云々といわずに互いに譲り合ってスムーズに進行し、少しでも渋滞を緩和することが、全員の幸福につながります。 通勤時間帯のごとき超渋滞時は、一台ずつ交互進行するのがいいのですから、非優先側の車両は優先側が車間を開けてくれたら、もたもたしないでスムーズに進行する必要があります。
私は、40年くらい前に神奈川県に住んでいました。 当時、田舎のほうでは激しい渋滞は少なかったのですが、神奈川県では朝、横浜市街方面に向かう車で大渋滞が起こっていました。 ここでは、合流地点で一台ずつ交互進行が当時すでに徹底されており、見事なくらいスムーズに交差点合流がなされていました。 だれが決めたということは無いようでしたが、多くの人が毎日同じ道を通るため、経験的にこれが最も渋滞を緩和する方法だということで合意形成が成されていったもののようでした。
このように都会では、超渋滞が日常茶飯事だったので必要に迫られて合理的合意が進んでいるようですが、渋滞が少ない田舎ではいまだにこのようなルールのできているところは、あまり無いようです。 渋滞時の交差点は、一台ずつ交互進行が周知され、ルール化されることを期待しています。